汽車はふたたび故郷へ [シネマ]



久々に絶対観たい映画があらわれました。
巨匠オタール・イオセリアーニ監督の作品です。
平凡な暮らしや深い家族愛詩情豊かに描く監督。

この映画は旧ソ連の一共和国のグルジアが舞台。
自分の信念を曲げない主人公の映画作家ニコはことごとく
当局と対立する。

ニコは自由な映画製作を求めてパリに行きますが、そこで
待っていたのは興業収入しか考えないプロデューサー・・・・・・・。

私はこのくだりだけでグッと泣けてきます。

イオセリアーニ監督の談によると「映画の主人公がどんな仕事をしてるかを決めるのはとても難しいことで
職業の選択の余地はあまりなく農民か貴族かアーティストか商人です。
私は貴族や権力者には興味がもてません。
権力を一身に集めたレーニンやスターリンがどういう人物であったのかを思いだす人はほとんどいなくなっている。
ところが葛飾北斎であれば永遠です。権力は短く、芸術は長いのです」と語っています。

私、この芸術家魂に心酔してしまいました。

「月曜日に乾杯」「ここに幸あり」などイオセリアーニ監督の作品ももう一度観てみたくなりました。

私の街では3月からの公開とのこと今からとても楽しみです。




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コメント 7

taka

3月に公開、、先に楽しみが待ってるとわくわくしますよね(^^♪  僕は『しあわせのパン』がみたいです! と、もぉ公開してますが(^^)
by taka (2012-02-09 17:04) 

don

PV見ましたが、面白そうですね。
ニューシネマパラダイスみたいな雰囲気なのかなあ。
by don (2012-02-11 13:46) 

mignon

taskaさん
お久しぶりです。
しあわせのパンは原田知世ちゃんが出てますもんね。
ああいう暮らし憧れますねえ。
by mignon (2012-02-11 15:20) 

mignon

donさんこんにちは!!
donさんもニューシネマパラダイスお好きですか?
あの映画は名作ですよね。
by mignon (2012-02-11 15:21) 

ギターも弾けるバサー

なるほど、自分は映画が作りたいのに、ヤツらが求めるものは商品。
わかるなぁ。
職人的な仕事をしていると、自分の満足の行く仕事をするとコストが掛かる。
だからって、単価に合わせることは、職人としてのプライドが邪魔をする。
気になる映画だなぁ。
by ギターも弾けるバサー (2012-02-18 20:53) 

mignon

GHBさん、コメントありがとうございます。
気になるでしょ?
観てきたらまた記事アップしまあす。
by mignon (2012-02-19 22:54) 

mignon

マチャさん
ご訪問ありがとうございます。
by mignon (2012-02-24 01:16) 

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